Nova - Rust で書かれたネイティブコードエディタ
今回紹介するのは、比較的小眾だが興味深いプロジェクト:Nova。これは macOS 専用のコードエディタで、Electron ではなく Swift と Rust を組み合わせてネイティブに実装されている。
注目ポイント
最近のエディタはほとんど Electron ベースだが、それは便利さと引き換えに起動速度とメモリ使用量を犠牲にしている。Nova は別のアプローチを取っている。macOS のみサポートすることで、本物のネイティブ性能を実現している。
実測値:
- コールドスタートはほぼ即座(VS Code の 3-5 秒と比較)
- 10MB のログファイルでもカクつかない
- メモリ使用量は約 200MB で安定(VS Code は 500MB+)
主な機能
- ローカル AI 補完 - Claude や OpenAI の補完が組み込みで、Copilot の追加設定不要
- リモート開発 - サーバーに直接接続してファイル編集可能
- Git 統合 - diff や blame の UI が秀逸
- 拡張性 - 独自の拡張システムを持つ
向いている人
macOS ユーザーでエディタのレスポンスにこだわりがあるなら、Nova は試す価値がある。特に以下の人におすすめ:
- 大きなファイルをよく扱う人
- 起動を待ちたくない人
- 新しいエディタの形に興味がある人
現状
Nova は有料ソフト($99 一括購入)だが、無料トライアルがある。知名度は低く、GitHub の関連ディスカッションも数百人規模。しかし開発元の Panic(Coda や Transmit の作者)は更新を継続しており、今年 3 月にバージョン 12.0 をリリースした。
Electron エディタのもたつきに疲れているなら、ネイティブアプリにチャンスを与えてみてほしい。