プロジェクト概要

leaf はRustで書かれたターミナル用Markdownプレビューツールで、テキスト環境でもグラフィカルインターフェースに近い閲覧体験を提供します。サーバーやSSHセッション、ミニマルなデスクトップ環境で頻繁に作業する開発者にとって、ブラウザや重いElectronアプリに依存せずに済む軽量なソリューションとなります。

リポジトリ:https://github.com/RivoLink/leaf

主な特徴

GUI風のレンダリング

leafは端末用の図形文字とANSIカラーコードを使用し、見出しレベル、リスト、コードブロック、引用、テーブルなどのMarkdown要素を優雅にレンダリングします。True Color対応端末では閲覧体験が特に優秀です。

軽量かつ高速

Rustプロジェクトとして、単一の静的バイナリにコンパイルされ、ランタイム依存がありません。起動は瞬時で、大きなMarkdown文書でもスムーズにスクロールできます。

キーボード操作

完全にキーボードで操作でき、Vim風のナビゲーションキーをサポート:

  • j/k または ↑/↓ で文書をスクロール
  • g/G で文書の先頭/末尾にジャンプ
  • q でプレビューを終了

Termux対応

プロジェクトはAndroidのTermux環境を明示的にサポートしており、モバイルデバイスでも一貫したMarkdown閲覧体験が得られます。

インストール方法

ソースからコンパイル

# リポジトリをクローン
git clone https://github.com/RivoLink/leaf.git
cd leaf

# リリース版をコンパイル
cargo build --release

# ~/.cargo/bin にインストール
cargo install --path .

プリコンパイル済みバイナリ

プロジェクトのReleaseページには主要プラットフォーム向けのプリコンパイル済みバイナリが用意されています。ダウンロードして$PATHに配置するだけで使用可能です。

使用例

# 単一ファイルをプレビュー
leaf README.md

# テーマを指定してプレビュー(サポートしている場合)
leaf --theme=dark document.md

# パイプで内容を受け取る
cat document.md | leaf

適用シーン

  1. サーバーでのドキュメント閲覧:本番サーバーでデプロイメントドキュメントや操作マニュアルを素早く読む
  2. Gitワークフローgit showと組み合わせて、整形済みのコミットメッセージやMR説明をプレビュー
  3. ノートの閲覧:ローカルのMarkdownノートライブラリを管理する際のクイックプレビューツール
  4. 低リソース環境:古いハードウェアやコンテナ環境でブラウザの代替として

プロジェクトの状態

leafは比較的新しいプロジェクト(2026年4月作成)ですが、アクティブに更新されています。現在121 Starという規模はまだニッチなツールの位置づけで、新しいものを試すのが好きな開発者に適しています。MITライセンスにより自由な使用と二次開発が可能です。

関連プロジェクト

より完全なMarkdownエディタ(プレビューだけでなく編集も)を探している場合は以下を検討:

  • glow:Charmチーム製のMarkdownリーダー
  • mdcat:リンククリックと画像表示をサポートするターミナルMarkdownビューア

leafは、テキスト環境でMarkdownを優雅に閲覧するというニッチな需要を満たします。ミニマルなワークフローを追求する開発者にとって、試す価値のあるツールです。