rust-stakeholder: 上司に忙しそうに見せるターミナルシミュレーター
オープンオフィスで働いていると、こんな時間がある。コンパイル中、思考が詰まっている、または単に休憩したいだけの時。そんな時に上司が通りかかって、画面をぼーっと見ているあなたに気づくと、空気が微妙になる。
今日紹介する rust-stakeholder は、まさにこの問題を解決するために作られた。
これは何か
Rust製のCLIツールで、プロっぽいターミナル出力を生成する。作者は明言しているが、これは職場の「インポスター症候群」とパフォーマンス的な働き方を風刺したジョークプロジェクトだ。
実用的なコードは一行も書かないが、ターミナルがCERNレベルの問題を処理しているように見える。
できること
- 開発シミュレーション —— ログと進捗バーが流れる。実際はRedditを見ているだけ
- 専門用語ジェネレーター —— 「非ユークリッドトポロジー最適化の実装」のような、格好良く聞こえて意味のないフレーズを自動生成
- 進捗バー攻撃 —— ゆっくり進む進捗バーは「仕事中」の最高の証拠
- 偽のネットワーク活動 —— 重要なAPIリクエストをシミュレート。実際はPCが独り言を言っているだけ
- 人工的な危機モード —— リアルなアラートを生成し、英雄的に災害を防いでいるように見せる
- 仮想チーム協力 —— 見えない同僚が重要なプルリクエストを送ってくるふり
使い方
cargo install rust-stakeholder
rust-stakeholder
起動後はバックエンド開発、DevOps、データサイエンス、サイバーセキュリティなど、異なるモードに切り替え可能。それぞれに対応した「専門的」な出力が表示される。
最後に
ジョークプロジェクトではあるが、背景にある問題は現実的だ。「忙しそうに見えること」が「実際の成果」より重視される環境なら、そもそも働き方自体を見直すべきかもしれない。
ただ、たまの娯楽やデスクトップの動く壁紙として使う分には、害はないだろう。
プロジェクト情報
- リポジトリ:giacomo-b/rust-stakeholder
- 言語:Rust
- Stars:500+